小さい頃は偏食がひどく、白米かパンかビスケットばかり食べていました。
小4くらいに学校で偏食指導をしてくれて、ほんのひとかけ、2ミリとか、
おかずを食べたら次は好きなものを食べていいというやりかたで、
少しずつ、おかずのおいしさに気付き、受け入れるようになりました。
食わず嫌いのものは、先生がツヨを肩を組むようにして抱えて、
外側からアゴを押さえてあーんして食べさせました。
そのやり方は子どもが偏食から脱する時期がきているかどうかの
頃合いをよく見計らってやるとのことで、
ツヨはおかずに興味を示していたから取られた方法だったと思います。
食べてみたいけれど、こわい。
先生が押さえてくれたら食べられるかも、
とツヨ自身が感じていたのではないでしょうか。
新しい食べ物にチャレンジするとき、
ツヨはまた顔を押さえてほしいと、
ジェスチャーで先生に伝えたそうです。
こう、手を上にあげて、反対側の耳を触るようなポーズ。
それは押さえられた感触への一種のこだわりだったのかもしれませんが。
こう書くと簡単なようですが、給食での先生とツヨのやりとりは
私の想像を超えて、気の遠くなるような真剣な作業の繰り返しだったのだと思います。
長い期間、一定のルールで対応し続けるわけですから。
その時期は家では好きなものを好きなように食べさせてくださいとも言われました。
食事の時間が嫌いになってしまわないように。
いろいろな要素がうまく重なって、今はメニューにこだわりはあるものの、
ほとんど何でも食べられるようになりました!
まぁ食事のこだわりはまだまだいろいろ続くのですが・・・
食べる楽しみを知れたことは人生における大きな宝です。
応援いつもありがとう