[シリコンバレーでの私たちの暮らし]日本てぬぐいとつげ櫛

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Nice!
日本てぬぐいにハマりそう。前回、映画「そして父になる」を見た時に涙をふくために、日本の「てぬぐい」を持参して涙を拭っていたら、その肌触りのよさに感動。口にあてただけでも、すごい安心感とここちよさ。これからハンカチではなく、日本てぬぐいをもち歩こうかと。けど、てぬぐいの製造会社って、どこがいいか、わかりません。伝統芸術をされてる方達に聞いてみた方がよさそう。
皆様、どこかご存知ありませんか?おすすめの日本てぬぐいのお店などがありましたら、おしえてくださいませ。大人買いしたい気分。
ちょっと心細くなった夜なんかに、どうぞ日本手拭いを口に当ててみてください、すごく安心感が出てきます。落ち着きますよ。
私が、娘に「日本てぬぐいのすごさ」を熱弁していたら、
「エッーー!!知らなかったの?」と言われた。そうだ!思い出した!!
娘が大学の時。私が日本で講演したのですが、その間、渡の面倒をみてくれていました。
「留守番をしている娘さんに。」と大学の方が個人的に、「てぬぐいセット」をくださって、それから彼女はアメリカの大学寮でずっと「てぬぐい」を使っていた。ぬれた髪の毛をまとめて止める時も、手を拭く時も。
「すぐに乾くし、軽いし、肌触り最高だし。こんないいものはありえない。」そうだ。
さらに彼女のヘアブラシは本つげ櫛で、数ヶ月に一回椿オイルに漬けて手入れしている。大学の時に成人になる1年ほど前に、つげ櫛に興味をもった彼女。
みんなで帰国したので、「成人のお祝い」に私が彼女へつげ櫛を買いました。まぁ、すぐに使わなくなるなと思ったので、私は自分の分を買わず。ところが、娘は毎日つげ櫛で髪をとかし、綺麗に櫛を掃除して数ヶ月に一度、ジプロックに椿オイルをいれて櫛の手入れをしている。
つげ櫛を使う様になってから髪の落ち着き度合いが変わって、コンディショナーよりも効果あるんじゃない?と思うほどだそうです。
購入時は、京都のつげ櫛屋さんにしようか?迷ったのですが、和泉櫛が有名な大阪の貝塚の辻忠商店で購入しました。対応がよくて最高に製品もよかったです。リンクはこちら→辻忠商店
大阪貝塚に伝わる和泉櫛は京都のお店よりも歴史が古く、1230年に大阪の二色浜に異国人が到着して櫛の作り方を伝えた様です。1710年には、119名の櫛職人が貝塚には居たそうです。
何かの記念日にこんな歴史ある「つげ櫛」っていうのもおしゃれです。
アメリカ生まれのアメリカ育ちの娘のほうが、日本のすばらしい伝統あるものをしっかり使っている。私が
「日本てぬぐいもつげ櫛もあなたほど使ってなかった。」というと。
「日本に居て、こんないいものを使わないのは、もったいないねぇ。」と言われてしまった...。
今後からしっかり使うね。