不特定多数世間一般の、いわゆる「自閉症」

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Nice!

友人からメールが来た。「○くん、仕事辞めて自閉症になっちゃったんだって!」・・・はぁ~?!意味わかんないし・・・何のことは無い、要するに、仕事をやめて家にいるので昼間出歩くと、近所のおばちゃんたちにあれこれ詮索されるのが嫌なのであまり出かけないようにしている、と言ったような状況らしい。・・・って言うか、家にこもっている状態を自閉症と変換してしまった友人もなんというか、物事を知らんのだな~と思った。(まあ、この彼女はこういう思い込みが多く メールの言葉遣いが、ちと、変わっている人ではあるのだ)しかし、彼女に限らず、世の中の理解度なんてこんなものだと思う。引きこもり=自閉症、とか○ちゃんは昔、自閉症だけど治ったんだって、とか自閉症は全く言葉を発さない、とかそういうことをもっともらしく自慢げに話す人にたくさん出会ってきた。で、いちいち、「あ、自閉症と引きこもりは違うよ。 自閉症ってお医者さんに診断してもらわなくちゃ わかんないものだし・・・」とか、「自閉症って現代医学でも治らないんだよね。 っていうか、『病気』っていうものじゃないし 風邪とかみたいにクスリで治せるものじゃなくて・・・」とか、「メッチャおしゃべりな自閉症、ここにいるけど~!」とか、そういう言葉をうまく説明できる事は少ない。こういう言葉を何度も喉元で押し込んで、適当に話しに相槌を打ってきた。なんか、普段の何気ない話の中でこういう話題が出てきてもなかなかうまく切り返せない。今、この場で正当なことを言ったとしても場の雰囲気を壊しちゃうなこの人たちに、正しい事を言ったところでちゃんと理解してくれそうも無いから、いいか・・・などと思ってしまう私。で、冒頭の友人いわく、「自閉症になっちゃった○くん」に先日、偶然、会ったときに「◎ちゃん、なんか勘違いしてるよ~ 『○くんが自閉症になった』って言ってたよ」と、○くんに言うと、「ああ、まんざらでもないな、自閉症って感じかも」だって。ああ・・・「自閉症をはじめとする発達障害の理解のために 私たちが行動を起こさねば・・・!」なんて気高い理念は、私の中で崩壊していくのを感じてしまうぅぅぅ・・・(汗)しかし、不特定多数の世間一般に理解してもらうのって本当に本当に本当に大変な事だよね・・・(爆)