「あのさ、中高一貫校って受験してみようかな」突然、昨日の夕食時、言い出したのび太。「へ?!そうなの?!」思わずビックリして声が裏返った。「あ、いや、まだ、よくわかんないけど」「いや、いいんだよ、のび太がそこに行きたいって思うなら 頑張ればいいだけだよ。 どうして?学校でそういう話があったの?」「ううん、友達に『のび太くん、中高一貫に行くの?』 って聞かれたから考えてみようかな~って」すげー・・・身近にそういう学校がある、ということは子供たちの間でもそういう会話がなされるということなんだが、今年度、開校したばかりの中高一貫校にそういうものとは無縁だった田舎の純朴な小学生達が振り回されることが何だか複雑だ。なければ無いなりに全員が地域の中学校に進学して全員が高校受験をする、ということが当たり前だったのだ。いらぬ荒波を立ててくれる中高一貫校め~!!!と、私の周りの母親達は思うのだ。「えっと、個人面談の時にC先生に聞いたことがあるよ。 その時は、先生は『のび太くんの成績だったら心配はない』って おっしゃってたけど、入試問題が今、学校でやっているような テストとは全然違うから、入試用の勉強はしないといけない、 って言ってたよ。 作文とかもあるし、~~を説明しなさい、っていう問題とか ちょっとひねった問題が出るらしいよ」「あ~じゃあ、無理だな~ 作文も説明も苦手だもんな~」「受験するっていうのは特別な勉強は しなければいけない、っていうことだよ。 先生は6年生の1学期のうちにどうするか、 決めて勉強した方がいい、っておっしゃってたよ」「ふ~ん、じゃあ、それまで考える」そのあと、のび太の大好きな「平成教育学院」を見ていた。のび太の知識は大人顔負けだ。京大卒の宇治○くんにも引けを取らない回答率ののび太。一緒に見ながら答えていた私は、自分の出来の悪さに我が子の前で恥ずかしくなるぅ~!しかしだ!こういう一問一答的なものなら高得点を取れるに違いない。しかし、作文やら説明文やらひねった問題文を読解するとか特にのび太の苦手なタイプの入試問題であることは明らかだ。はぅぅ~・・・全く、面倒な学校が身近に出来たものだよ~さてさて、のび太は一年後、どういう心境でいることやら・・・(爆)