卒論の指導教授は、とても厳しい人でした。早口で何を言ってるのかさっぱり分からなくて、私はオロオロするばかり…。「ボーっとしないで!ちゃんとメモ取りなさい!」といつも怒られていたのですが、メモなんて取る余裕なかったし…。タイトルの「2度目の不登校」についてですが、1度目の不登校は高校時代です。高校時代は、勉強も出来ず、友人関係もうまくいかず、それで不登校になってしまいました。大学では勉強は出来なかっけど、そのぶん学内での友人関係はうまくいってたので、学校に行くこと自体は楽しく、ほとんど休まずに通っていました。しかし大学5年目にしてついに、学校に行くのが嫌になり、休みがちになりました。これが2度目の不登校。卒論が全然進まず、鬱状態になってしまったのです。それに私は留年なので同窓生たちは既に卒業していて、友達と会う楽しみもなくなりました。その頃に教育実習に行きましたが、それもうまくいかず、教師になるという目標も失いました。このまま休み続けて退学になってしまえ。と投げやりな気持ちになりましたが、時々教授から呼び出しの電話があって我に返ったり、「あんなに苦労して学費を貯めたのに、ここでやめたら勿体ない」と思ったり…「やめたい」「やめられない」の繰り返しでした。見栄の為に大学進学の道を選んだものの、関心の無い分野で大変な苦労をするはめになり、その結果、留年。社会に出たくないから留年でも別にいい、むしろ有難い…、なんて、なめたことを考えていたら、一人取り残されて鬱状態。どこで道を間違えたのか。まあ・・・なんやかんやありながらも、結局は、大学をやめずに続けました。最後まで諦めずにやり遂げた…というよりも、やめる勇気が無かったんだと思います。