アメリカでは、自閉症等の早期発見、早期治療(療育)が重要であるということが、ここ数年強く言われるようになってきました。 特に早期発見は、政府がやっきになっているところでしょう。特に自閉症の場合は、早期にセラピー等をうければ、改善する幅が広がると言うことが立証されたこともあるのでしょう。 アメリカ疾病対策センター(
US Centers for Disease Control and Prevention)が 3ヶ月、7ヶ月1歳、2歳、3歳.... と発達の目安を出して来たのは、そのような背景があるようです。
Early Signs of Autismというグループは、子供の発達指針を明確に出して来ています。 下記のようなサインが見えたら、子供をすぐに小児科につれてゆくことを勧めるということです。小さいときは、自閉症というより発達障害があるということのようです。 「赤旗」というのは医者に連れてゆくべきだ。ということで、これらの症状を医者に通達しなさいということのようです。 0〜6ヶ月の間の発達障害を疑うべきサイン 2ヶ月までに音に反応する。自分に手があることに気がつかない。 3ヶ月で人に笑わないのは、すでに『赤旗』だ。首もすわっていないといけないし、物を掴むことができないといけない 4ヶ月でおもちゃに手をのばしたり、声をだしていないのも「赤旗」である。 5ヶ月までに寝返りを前から後ろ、後ろから前という両方ができないなければ疑うべきである。 Eary Sighns of Autism(自閉症時の早期のサイン)グループは、上記の事がみとめられれば7ヶ月の時に専門科医に連れて行くべきだといいます。 7ヶ月から12ヶ月の発達障害を疑うべきサイン 7ヶ月から12ヶ月の赤ん坊は、社会的な遊びに興味を持ち、自分の深いと喜びを声を使って表すことができる。(言葉ではなく声)言語の”No”の意味を理解し始める。 8ヶ月までに片言の言葉を話さない 「いないいないバー」に興味を示さない。 筋肉が固い感じがし、頭を支えないと抱いている人から落ちるような不安定さがある。 手を振ったり頭をふるようなジェスチャーをしらない。 1歳以上もでています。1歳半での自閉症等の診断基準もありますので、それはこの次の機会にあげてゆきます。 〜私の感想〜 さて、渡の時と比べてどうか? となりますが、我が家の場合、寝返りや、はいはい、おすわり、首の座り等の運動機能は、ほぼ標準以上にできていました。 ただ、この上記にある、 「抱っこするとたまに頭をそるようなこと」をし、その勢いがすごいので後ろに落っこちそうになったりして怖かったのを覚えています。(香穂もそれはありましたが、それは親が普通に予期でき、押さえることができる範囲でのこと) あと、バイバイの声をだしておりましたが、10ヶ月になる前ですぐに後退し、できなくなりました。私が渡が赤ちゃんの時に最後に聞いた渡の声は、バイバイでした。 さらに、筋肉が固いという印象を抱いていました。 1歳を越えると 「腕抜き」 と私が呼んでいた<腕をまっすぐ上にあげて、すっぽりと親のだっこからおちてゆくような格好>をしました。 赤ちゃんの時の写真をみても、なんだか、他の子供の写真とちがって母親の腕にしっくりこないので、親の私が渡を落とさないように、普通のお母さんより反っくり返ってうつっている写真が多々あります。 早くわかれば、いろいろしてあげることがあるのが自閉症です。 アメリカも早期発見をし、成長をうながしてゆけば、大きくなった時に福祉にかける予算もすくなくなるのではというのがあるのとは思います。 けど、早期に自閉症を見つけるのは、なかなか大変です。3歳までは母親と子供だけで一日をすごしてしまうという孤立した関係が続く人が多いというのも難しくしている要因かもしれません。