闘病記その2

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Nice!

みなさまにはご心配いただいてありがとうございます。早退して帰ってきた当日は重度の倦怠感と頭痛で一日伏せっていた。二日目は倦怠感がかなり抜けたが頭痛がつづいて不愉快きわまりなかった。三日目、昨日辺りからかなり自覚症状が消えて、いつもの身体の感じにもどった。発熱もなし。病院の決まり事で5日間休むことになっているらしいから、明日までは自宅にこもることになる。身体がだるいのが日常的な疲労なのか病的な状況なのかを判断するためにも、ふだんの自分の身体がどういう動き方をしてどういう感じがするものなのか、ときどきは意識して記憶にとどめておくべきなんだろうと思う。とすれば、ふだんからゆとりなくぎりぎりまで従業員の心身を酷使しているような企業だと、従業員もインフルエンザにかかったと気づくのが不可能になるんじゃないか、そして一気に蔓延するんじゃないかと思った。ということで、企業のインフルエンザ対策としては、消毒液の買い込みみたいな些末な各論にとどまるんじゃなくて、もっと根源的に従業員が軒昂に働けるような環境作りなんじゃないかなと思った。そういう根源的な意味で、職場にインフルエンザが流行るのって企業にとっては恥ずべきことだろうと思った。ちなみにいま私は優秀な若い医師に恵まれて、けっこう楽なポジションにいるから、インフルエンザだと気づけて良かったんだけれども。昨日は一日かけて村上春樹の「1Q84」を読んだ。色々と気持ちに引っかかりを残す作品だった。またインフルエンザで休むことになったら再読するかもしれない。