我が家のウィンディが、9月28日夕方6時に天国に行きました。 12歳。人間で言う80歳相当だそうで、原因は脳腫瘍だそうです。我が家には、2歳の時にやってきました。
数日前の危篤時に、香穂がいるPepperdinに会いに行って帰って来て、自宅にもどってすぐに香穂の部屋に行きましたが、そこで一度ベットに座って鳴いてから、二度と香穂の部屋には、行かなくなりました。Pepperdineに連れて行き、香穂に会う前までは、狂ったように香穂の部屋にこだわっていたのに・・・。 Windyが亡くなる時、いろいろな事がおこりました。 もう最後なのでと思い、渡も連れて病院に行きました。 Pepperdine大学に行く前の危篤の時に、渡はすごく落ち込んで学校で一言も話さなかったので、もしかしたら、パニックを起こすかも・・。と思い、ちょっとハラハラしたのですが、亡くなる前に病院で、ウィンディを抱っこさせたら、渡はニコニコとしていました。ウィンディが乗っている膝の上じゃなくて、前の方を向いて、必死で 「バイバイ、ウィディ」 って挨拶してました。何かが見えたのかもしれません。 渡はWindyが亡くなる瞬間も、ケラケラと笑って、 「バイ、ウィンディ。バイ!!」 と何度も違う方法を向いて挨拶をします。 私は霊とか、そういうものは、あまり信じないのですが、渡がウィンディの旅立ちを見ていたとしたら、納得が行く話だな。という感じです。渡は私とは違うものをわりと感じるので、お話をしていたのかもしれません。 病院に来る前に、私は、ウィンディは、もうこれは無理だなとおもい 「ウィンディ、病院に行こうね。」 って話したら、なんと何よりも嫌いな猫を運ぶかごの中になんの抵抗もせずに、入ってゆきました。 先日の診察の時は、最後の力を振り絞って私の手を引っ掻いたりして、抵抗していたのに・・。 自分の死期を理解していたのですね。 香穂には、病院に行く前に連絡したら 「大丈夫、もうこの前ちゃんと会ったし。大丈夫だと思う。」 と言っておりました。 亡くなった後も 「6時に亡くなったよ。すごくいい最期だったよ。幸せそうだった。」 と話すと、泣いて悲しんでおりましたが、 「先週会ったし。」 と納得していたようです。 帰宅して、ウィンディの餌箱等を片付けておりましたら、いろいろな思い出が頭をよぎりました。 最後に思い切って、Windyを大学まで連れて行ったのは、みんなにとってもWindyにとってもいい思い出になりました。 とっても変わった猫で、宴会でわいわいと人が集まるのが大好きで、人が来るとすぐにお客さんの膝の上に乗り、宴会の盛り上がった話を聞きながら寝入ってしまったりするような猫でした。 亡くなる前日もお友達親子がきてくださって2時間以上もウィンディをなぜてくれて、そのときは気持ちよさそうに、目をつむって寝ていました。幸せそうにしていました。 ウィンディは、自閉症の渡がいて、なにかとおちつかない我が家でしたが、香穂や渡とも仲良くしてくれて、家族の一員として、よくがんばってくれていました。 ウィンディ、 天国で、またお友達がいっぱいできるね。みんなに我が家のお話でもしてあげてね。 ママはおっちょこちょいで、よく子供の名前とまちがって、ウィンディを呼んだり、忙しくなると渡と名前を間違って、 「ウィンディ、公文やったの?」 と聞いてみたりしてたって話してもいいよ。 「お姉ちゃんの香穂は、すごく優しかった。すばらしい家族の一員だった。」 って自慢してもいいよ。 香穂に抱かれて見た海は、大きくてビックりしたね。海を見たことがない猫のお友達に教えてあげてね。 天国だったらみんな喜んで聞いてくれるよ。 弟の渡は、うるさかったけど、ちょっといいやつだったって、みんなに教えてあげてね。 ママがそっちに行くまでは、ちょっと時間がかかりそうだけど、待っててね。まだまだここでしないといけないこともあるので、ウィンディは、それまではたくさんのお友達と楽しくそっちで過ごしていてね。天国から見ててね。香穂も渡も私もこれからもがんばって生きていくよ。 10年間、楽しい時間、すばらしい日々をありがとう。自閉症の症状と戦わないといけない過酷な環境の中でもよくしっかり生きてくれました。あなたのおかげでみんなが幸せな12年間をおくれました。天国にいったらのんびりしてね。 本当にありがとう。ウィンディ。