デンマークの会社ですが、自閉症の人の才能に気がつき、進んで雇用している会社があるというニュースがありました。英文の記事は
ここにありますが、大意はこうです。 デンマークのビジネスマンには、自閉症の人のみを雇用して、成功している人がいます。彼の名前は、Thorkil Sonne氏で、5年前に会社を設立しました。彼の会社は、コンピューター関係の、もっとも詳細で、反復作業を要し、時間がかかる仕事を請け負っています。彼は、現在43名の自閉症者を雇用していますが、CiscoやCSCのような大企業の仕事を請け負っています。彼らは、データエントリーや、品質管理、ソフトウエアテストのような仕事をこなしています。 これらの仕事は構造的でなくてはならないし、非常に精密さを要求されます。自閉症の人たちは、精密さに焦点をあてて、非常に注意深く仕事をこなすことができます。 例をあげると、バグテストのようなことは、いままでの検査人が行うと、注意が衰えてくるという現象がおこるが、自閉症の場合はそのようなことがありません。 彼の会社であるSpecialisterne社は、昨年度デンマークで、IT賞でトップの名誉を受け取った。 Sonne 氏は、自分の3番目の息子が自閉症でこの仕事のインスピレーションは、息子から生まれたと言います。 彼は、言います 「障害は、時々才能に影を落としてしまうことがある。我々の仕事は、それを見つけ出すことです。」 以上が記事の大意です。 たしかに、プログラム関係は自閉症でお得意な子供が多いですね。 うちの渡も4歳の時に学校に置いてあるマックのプログラムをパスワードを盗み、友達のデータ等全て廃棄し、自分のゲームを散々コピーしまくり、先生が触ろうとしても山のように渡のすきなゲームが出てくるようになってしまいました。 先生や私は、小ニューターはチンプンカンプンなので、どうして直せばいいのか、わからず・・。渡は満足そうにコンピューターで遊ぶし・・。 気の毒だったのは、そのプログラムをインストールされた技術の方。私たちが直せないので、学校に来ていただきました。 最初のインストール時に渡にショルダーハッキングをされたので、修理にいらした時は、再度、ハッキングされないように工夫をせねばなりませんでした。 「多動の渡を隔離する・・・・」のは難しかったようで、技術の方がPCの周りに段ボールの家をつくり、小さな小さな子供が座る椅子に座って、段ボール小屋の中で、蛍光灯をつけて汗だくになりながら、再度インストールをされておられました。 私は小さくなって必死で謝っていましたが、技術の方は 「とんでもないよ。僕が注意しなかったからいけないんだよ。僕が小さいと思い込んで、ちゃんと彼らの能力をみとめなかったのがいけなかったんだよ。小さなエンジニアさん。将来が楽しみだね。」 といいながら、水を浴びたような格好で御帰りになられてました、申し訳ない・・。 結局、渡は今はコンピューターより綺麗なお姉チャンの方が好きですが、これも懐かしい思い出になっています。 デンマークだけでなく、もっと雇用の枠が増えるといいですね。