先日、行動のセラピーの方に我が家に来ていただきました。 渡が爪をかむというより、皮膚まで噛んでしまうので、相談しました。 自閉症の爪かみは、センサリー(感覚)の問題もあるのでなかなかとめるのは、難しいようです。 というのも、たとえば、ちょっとしたさかむけができても渡にしたら、もうそれが気になってしかたがないので、歯で噛みちぎってでもをれを無くそうとしてしまうそうです。 それで提示された解決法はこれ。 モイスチャークリームにTrader joe'sというお店でうっているグレープフルーツのオイルをほんの少し入れて、手に塗るというものです。
*1 グレープフルーツには、苦みがあるため、ほんの少しいれただけでも苦みが走るらしく、もう噛まないというものです。 昔セラピストさんが、担当したお子さんは、腕まで噛み、親が感染症にかかったらどうしようとすごく心配されていたそうです。 すぐにお店に探しに行きましたが、これがみつからず。 しょぼしょぼと家に帰って来たら、ロシア系のうちの大家さんが庭掃除をしてくれてました。この大家さん、すごく優しくしてくださる方で、お話したら 「ゆみ、うちの家には、金柑(きんかん)の木があるから、その実はどうだろうか?」
と言われました。 庭のものは、農薬も使ってないし、丁度木になっていたので、いいだろうということになり、皮のしろい部分をほんの少し、小さく切ってモイスチャークリームに混ぜました。 まずは自分で試してみました。小さな切り傷が自分にあったので、そこに塗り込んでみました。 金柑の汁が入っていないため、しみません。
*2 渡にぬってきましたが、最初のモイスチャークリームの感じが嫌いらしく 「手を洗う。」 というので、 「えっー!ちょっと数分我慢してくれる?」といって、扇風機でもモイスチャークリームのぬるぬるを乾かしました。 そしたら、渡は気にしなくなり、今のところぴたっとつめかみを止めています。 小さいころOTのセラピストさんには、昔マニュキュアをぬるとか、爪に苦みをはしるものをぬるとかいわれましたがマニュキュアは、渡はそれを取るためによけいに爪を噛むので無理でした。爪に苦みをはしるものを塗ってつめかみをやめさせるマニュキュアのようなものは、スーッとする成分が入っていて、センサリーが敏感な渡は大暴れに。 このモイスチャークリーム+金柑作戦は、いい方法かもしれません。