問題行動…その後。

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Nice!

高校時代の話、続き。問題行動が出ても不登校になっても、当時は発達障害の概念がない時代。私が発達障害を抱えていると知ったのは、それから15年も経った頃です。この時に分かっていれば別の人生があったのかもしれませんが、そんなこと言っても仕方ないですね。。原因不明の鬱状態がずっと続き、ストレスで生理が1年近く止まり、自傷で顔は傷つき、心身ともにボロボロでした。受験生なのに勉強どころではなく、毎日泣いてばかりいました。それでも当時は「死にたい」と思うことはなくて、それよりも、「どうやったら生きていけるか」ということを、ずっと考えていました。まずは性格を変えるように努力しなければ…と思ったのですが、よく考えてみれば、今まで散々努力したではないか。それなのにうまくいかないのは、自分の力だけではどうにもならないということだと思いました。それで私は、新興宗教のお祈りとか自己啓発グッズとか、今思えば明らかに怪しいような物も、次から次へと試すようになりました。元々そういう類の物は全く興味が無かったのですが、この時ばかりは、藁にもすがる思いでした。でも余計に疲れるだけで、何も良くなりませんでした。そうこうしているうちに受験の時期が近付いてしまいました。こんなにも心身が疲れきっているのに、大学はどうしても行きたいと思っていました。受験のことは以前も書いたので簡単に書きますが、センター試験に惨敗し、けっきょく短大に進学したのだけど、大学進学の夢を捨て切れず再受験し、二十歳のときに晴れて大学生になりました。大学進学の夢、と言っても明確な目標があったわけではなく、ただ自分の虚栄心を満たしたかっただけです。