( ルンルン♪で歩く俺様 )隔週1回の土曜日は 障害児プールの日です。通い慣れたH学園のプールです。(生徒が使わない時は 区民に開放されているので、総合体育館の管理のもとで プールが開催されています。)りんかい線では 障害者の切符を現金で買いますが、いままでは定期券で通っていましたので まだ行動が定着していません。隔週1回だと 忘れちゃうこともあるので、ここは言葉をかけて支援をしています。有人の改札で切符と療育手帳を一緒に見せて、切符にスタンプを押してもらいます=ここからは一人で電車にのって大井町駅から大崎駅に行きます(中学の通学経路でした)総合体育館までは 通い慣れた道路なのですが、H学園に通っていた時と違って 安全確保の為の人は立っていません。H学園に通っていた時の感じで 交通量が多く信号の無い交差点を 他力本願で 左右を見ないで渡ってしまうことがありましたので、ここで安全確認をして渡っているかどうか「チェック」します。(コンクリートの柱に隠れて 隠密行動です)
信号機もしっかりと見て渡ります。安全を確かめているのでここもOK♪と、ここまでは上手くいって、総合体育館に入って行きました。いつもの電車の時は 今日よりも1本早い電車に乗っているので、プールの受付はみんなが並んでいます。でも、今日は遅れてしまいました。誰も受付に並んでいません。まこちゃんは ここで 迷っていました。どうしたらいいんだろう・・・?でも どうしていいかわかりません。 誰も声をかけてくれない・・・ぼくはどうしたらいいんだろう? うろうろ・・・安全確認を終えて 総合体育館に 隠れながら入ってきた 私が登場・・・「まこちゃん、何しているの? ほら、受付に行って プールの受付をして 中に入らなくちゃ」俺様「わかりました♪」と元気よく 受付に向かっていきました。「お母さん ここに居てください」とベンチを指す俺様・・・どうやら 母には見に来てほしくないらしい(笑) こんなところは普通の子ども達と同じ♪なんだか ほほえましい感じでした。同じプールに通う子どものママさん達と 特別支援学校・高等部の話になって いつもいろんな事を教えてもらっています。とっても ありがたいです。特に ママさん達は 高3の 職業体験の話も教えてくれます。今回は ええ〜〜〜!と思うようなお話がでましたが、子どもにとって大切な 職業体験のセッティングのはずなのに、学校の対応・・それは無いでしょう・・・という話が出ました。でも、まこちゃんのことじゃないので、話したいのは首もとまで出ているけれど、また今度の話にしておきます。
プールの後は おなかがすくんだよね〜〜〜至福の時だ〜〜♪まこちゃんが小学校の頃は 特殊教育の本があまりなくて、図書館には 指導書のたぐいがほとんどありませんでした。ポーテージの療育指導で その月の課題を頂くのですが、すぐに課題ができてしまうと 類似のプログラムを考えなくてはなりません。けれど、なかなか本が無いので・・・本屋さんで立ち読みをして・・必要な本を買っていました。特殊教育の本は 単価が高いので 懐が痛かったですね・・。友達とは「教材貧乏だよね〜」と愚痴りながらも、情報がほとんど無い世界で 本の存在はとても大きかったのです。先生と話をする時に 先生達がどんな本を読んでいるか 知る必要がありました。 うわべの話ではなく 子どもの「能力を伸ばすために 具体的に 何をどうするのか」親も基本的なことくらいは学んで置いた方が 話し合いの時に 具体的に打ち合わせていけるからです。当時と違って今は たくさんの専門書がでています。例えば、特別支援学校では どのように自閉症傾向の子を見ているのか、指導はどのように? 単元はどんなものがあるの? という事を 概要でも知りたいと思ったときに 当時の全国知的障害養護学校校長会編の本をみつけて 購入しました。いまは 図書館にも置いているかもしれません。私にとっては、全国の平均的な動向を読んで 学校の姿を見ることができて とても参考になりました。でも・・・主婦には痛い出費なんですよ・・・。参考HPhttps://www.zentoku.jp/dantai/titeki/ind_4.html本を読んでいると ここの辺りまでが教育で その先は書いていないからやらなくていい・・・なんて思いがちですが、そうじゃないですよね・・。特別支援学校の特別支援教育は「個の能力に応じて、能力を伸ばし続ける為に どうしたら?」ということが基本で、義務教育でやってきたこと(終わっている教育)を繰り返して、出せばいいという事じゃないんですよ・・ということを忘れないでね・・と思います。高等部では 能力に応じた教育をして成果を上げています。という話をなぜかあまり聞きません。どちらかというと「子どもの能力よりも あまりにも低い指導をされていて 子どもの学力も能力もどちらも低下してきて 低下が止まらない状況で、学校では考えることをしなくて 楽なことしかしていないので・・・こんなに低い能力になってから 就職をさせるの?と・・・「もう どこにも行くところが無くなっちゃった状態から、就職は難しくなるばかりで・・・」という声が 聞こえているのに 対応をしなかったら・・・そこは学校に成長してほしいと願う気持ちで一杯ですね。・・・対応が間違っているとしたら、保護者は疑心暗鬼になるでしょう・・・。それもそうだけど、先生だって つまらないんじゃないか・・・と思うんですけね・・・学習に達成感のある時の あの充実して自信に満ちて きらきらと輝いている子どもがいるから がんばれる自分がいるように思うんです。ほら、また私ったら脱線しています・・・(苦笑)ここにあげられた本のほかにも お世話になった本がたくさんあります。最近ご無沙汰している 大きな書店の本棚には たくさんの本が並んでいることでしょう。例えば、先生がどのように 学級便りを作るのか〜という本も読みました。学級便りを作るときの先生の気持ちや保護者のどのようなところに配慮して作られているのか。とか、保護者に知って欲しいポイントをどのように織り込んでいるのかとか・・。いろいろです。目の前に見えている1つが全てじゃないけれど、1つが照らしている物を しっかりと見つめて対応できる力は大切だと思っています。