本日、ふたつ目の記事・・・・・まずは前回の記事からお読み下さい。前回の記事の通り、私は聴覚優位&聴覚過敏ですが、息子ののび太は圧倒的な視覚優位です。カメラアイの特技?を持ち、本屋さんで立ち読みしながら「脳内盗撮」?しています。漢字にはまり、漢字検定の参考書を読みまくっていた小1の頃、1級とかの参考書を立ち読みし、家に帰ってきてさっき本屋で覚えてきた訳のわからない漢字を一気に書き出していた時にはさすがにビックリしました。そのときの、のび太のノートがこちら↓知らん言葉ばっかだし・・・汗まあ、書いてるのび太ももちろん意味なんて知らないし、知りたくも無いらしくて(笑)本当に単純に難しい漢字を書きたい、だけなんだそうでして(笑)こんなのび太ですから、のび太が自閉症とわかり、おまけに視覚優位であるとわかってからと言うもの、とにかく全て、書いて書いて書いて・・・書きまくっていた私。カレンダーに幼稚園の予定を書きまくり、今日、特別に何か予定がある時はスケジュール表を書きまくり、やってはいけないこと、○○の仕方・・・などなど、のび太の周りのあらゆることを書いて示しました。視覚で理解することでのび太は今までパニクってたことが少しずつ解消していき、かなり落ち着いて生活できるようになっていったことは本当に驚きでした。幼稚園でも先生が毎日、予定を書いてくださり、のび太は幼稚園でもかなり落ち着いて生活できるようになっていったのでした。我が家の車にはナビがありません。何故なら「人間ナビ」がいるから。のび太は標識も脳内盗撮していて一度通ったことのある道路の標識を覚えています。そんなこんなで、例えば・・・私「今度、○○に行くんだけど、 △から右折したほうがいいかな? それとも、☆から行った方がいいかな?」と、旦那と話していると、のび太「△のところの標識が○○まで~キロだし、 ☆の標識は○○まで~キロって書いてるから ☆の方が近いよ」なんて具合に教えてくれます。おまけに「地図オタク」で、全国の県別道路地図を読み漁って熟知しているので初めて行くような場所でも大丈夫。初めて◎◎に行く、なんて時は、あらかじめその地方の地図を脳内に取り込んでおいて(笑)「次の次のコンビニで左折して!」とか、うるさいくらいにナビってくれます(笑)そんなカメラアイの機能を持ち合わせた視覚優位なのび太ですが・・・絶対音感も持っています。のび太が音楽教室に通いだしたのは小1。それまでは遊びで弾くことはあってもドレミすら教えたことも無かったのに私が家で子供たちにレッスンしているのを聞いていたからなのか、何故か、テレビの音楽をドレミで歌っていました(爆)これは正直言って何故なのか、全くわかりません。絶対音感を持っているのび太ですが、耳で聞いたものはまったくと言っていいほど覚えていません(笑)今年のC先生は毎日、事細かに連絡帳に持ち物やら時間割やら書かせてくれるのでいいのですが、4年の担任はろくに連絡帳にも書かせず、口頭で、それも、前日ではなく、1週間後の持ち物やら予定を思いつきで言う人で・・・100%忘れていました(笑)・・・っていうか、前日に言われても覚えていられないのに高度すぎる連絡方法にのび太は自己評価下げっぱなしでした。だってね、のび太が2階に行こうとしていたから「あ、のび太、2階の窓、閉めてくれる?」「は~い」という会話を交わしても・・・2階に行った時点で忘れているらしい(笑)だから、のび太が2階に行ってから、「窓閉めて」の指令を出すことにしている。例えば、よく学校でありがちな指示で「ハサミとマジックを道具箱に閉まったら ロッカーから定規とコンパスを出しましょう」なんてのは、もう、無理。「ハサミとマジックを道具箱・・・」の時点で、「もう、無理」(のび太談)だそうです(笑)だから近くにいる人にいちいち聞きながらやるか、最近は自分で手に書いたり(笑)するらしいです。苦手なところを自分でなんとか補おう、と努力するようになってきたのび太。だけど、「カメラアイ」だけは便利だから(私が・・・笑)この能力だけは失くさないでほしいなぁ~とはいえ、私の聴覚優位が次第にその能力を失っていったようにのび太の視覚優位、カメラアイもいつか容量オーバーみたいにバグってしまうのかも・・・だからこそ、ひとつの能力にだけ頼らないで、苦手な部分も自分なりにうまく対処していくことが「生きていく術」のひとつなのかも知れませんね。