お叱り・・・

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Nice!

義父が入院してから、というもの、週末の休みの1日は義父のお見舞いに行ってる。按配ははかばかしくなく、心配の種なんだよなあ。タンコロは、そんな義父の按配もあんまり理解できないだろうけど、気にはしてるみたい。しょちゅう、「じいじ、じいじ」とか言ってるし。週末の2日の休みの1日は、そのお見舞いでつぶれちゃうんで、これも仕方がないと思ってるんだけど、よく考えてみれば、タンコロの羽を伸ばす機会を失ってるのかもしれないな。義父が入院するまでは、大体毎週日曜日には公園に行って、自転車に思い切り乗らせたり、好きに身体を動かせてたんだ。それができない今は、義父のお見舞いの後、秋桜の実家に寄ってくるんだけど、これもタンコロの希望に沿って動いてるんだけどね。それだけじゃ、気が済んでないみたいだよ。今日、学校で同じクラスの女の子を、笑いながら軽くだけど、叩いちゃったみたい。これまで、からかわれたり、叩かれることはあったけれど、その逆を行っちゃったんだ。今夜そんなことを知らずに帰宅したボクは、ペイスケの塾通いについて考えていて、それをペイスケとあき桜に話してた。それが終わってから、タンコロのことを秋桜から聞いたんだけど、当然の如く、説教。ボクの話を聞こうとしないタンコロに、大声で「こっちに来い!!!」やっとボクの元に来たタンコロに、「叩いちゃダメだよ!」とか「自分が同じことをやられたら、嫌だろ。」とかね。何度も何度も言い聞かせるように注意しないと、なかなか分かってくれないから、その説教の後、タンコロが先にお風呂に入ったんだけど、お風呂の中からタンコロが「おとうちゃ~ん、おとうちゃ~ん」と呼んでも、しばらくは知らん振りしてた。ようやく、一緒にお風呂に入っても、何度も言い聞かせたよ。「タンコロ、明日、その○○ちゃんに謝って来いよ」「タンコロが謝ってこないと、今度のお休みは遊んでやらないよ」と何度も言ってた。最後に、タンコロは「分かったよ・・・」とか言ってたけどねえ。お風呂から上がったタンコロは、泣きべそ。「おとうちゃ~ん」と何度も呼んでたけど、ボクは知らん顔してた。明日はどうなるかな。きちんと謝ったら、一緒に遊ぶんだけどね。