言われてみれば思い出す成人式。あれからボクは四半世紀以上も経ってしまいました。今も同じだと思うけれど、ボクの成人式の頃って、数えで二十歳の時に式典が合ったらしいです。要するにみんな19歳のとき。その頃って、ボクは大学受験に失敗し、浪人生活を送ってたし、まだ住民票を田舎に置いたままだったので、成人式には参加しなかったです。もう、入試に合格することしか頭に無かったんで、成人式のことはなんとも思ってませんでした。その成人式を、ボクの姪っ子が迎えることになり、なんかお祝いしてやろうと画策してましたけど、年始年末にインフルエンザや風邪に振り回され、義父の入院などが重なって、なかなかお祝いの内容まで思いをめぐらせることはできなかったんですよ。でも、無い時間の中でいろいろ考えて、大人の仲間入りしたんだから、お酒関係のモノをということになり、洒落たシャンパングラスを2つ送ったんです。注文したのが遅くなってしまったんで、まだ届いてないそうですが、この姪っ子って、赤ん坊のときから面倒を見てきたところもあって、思い入れは深かったんですね。「まだ、彼氏はいないよ」とか言ってたけど、街角を歩けばスカウトに声をかけられるほどで、ボクも可愛くて仕方が無い子なんですよ。その姪っ子がもう二十歳か・・・などと思っていたら、もう7,8年もすればタンコロも成人するのかあ、と妙な感覚になりました。二十歳のタンコロ・・・時間的にもう目の前のような感じもするんだけれど、想像できないな、というのが正直な思いですね。二十歳をどう迎えるのか、どう迎えさせてやれるのか。そうしたことの方に思いが行ってしまって、ね。ボクの会社のグループ会社に障害者を専門に雇ってる会社があります。ボクの通う会社と同じビル内にその会社はあるんだけれど、他の会社の業務支援という形でその会社は存在してるんですよね。どういう業務内容なのか、同じビルですから分かりそうなもんなんですけど、今は個人情報に厳しい次第ですから、なかなか具体的には・・・でも、将来、タンコロと一緒に、同じビルに通勤できるようになるのが、今のところのボクの夢なんですよ。楽しいことばかりじゃないだろうけど、苦楽を共に出来そうな喜びとでも言ったらいんでしょうかね。なんだか、とっても楽しみなんですよ。その頃には世の中も落ち着いてるといいなあ、弱者に優しい社会であってくれるといいな、と思ってます。