ちょっと間があいてしまいましたが、思いだしながら書きます。幼稚園の担任の先生へ、息子の障害を説明し、理解していただこう・・・・という話の続きですが、私だけの力では難しいということで、第三者に間に入ってもらったのです。病院の心理士さんと、市の育児課の職員さんが協力してくださることになりました。お二人が担任の先生に、詳しく説明して下さいました。私は具合が悪くてその場に行けなかったのですが、後から双方から聞いた話によれば、どうやら話し合いはうまく進んだ様子。先生は「疑問に思っていたことの答えが分かって良かった」と。また心理士さんたちは、「先生はきちんと理解してくださった」とのこと。先生の言う「疑問に思っていたこと」とは、次のようなことだそうです。息子は物知りで器用で、親の私が言うのもなんですが、とても賢い。先生曰く、「こんなに賢い子が、どうして『次に何をすれば良いか』という簡単なことを自分で考えることが出来ないのか不思議だった」とのこと。そこで心理士さんは、「『どうして出来ないのか』ということではなく、アスペルガー症候群とはそういう障害なのです」とキッパリおっしゃったそうです。また、「先の見通しの立たないことはとても不安になる」ということも、丁寧に説明してくださったそうです。それで先生は、「なるほど、そうなんだー」と納得できた、と仰ってましたが・・・・私も同じような内容を説明をしたのに私の説明では全く伝わらず、心理士さんの説明ではあっさり納得できたというのは、よっぽど私の話し方が下手だったのかもしれませんが、もしかすると、私が当事者だから伝わらなかったのかもしれません。というのは、当事者(またはその親)と第三者とでは、同じ内容を話したとしても、相手に与える印象は大きく変わってくるように思います。例えば当事者が「私は障害を持ってます、困ってます、理解してください、支援してください」と執拗に訴えるのは、客観的に見て、傲慢というか・・いや、傲慢とはちょっと違うけど、なんと言うのでしょうか。。とにかく、第三者に伝えてもらう方がスムーズに話が進むということを感じました。ところで、この担任の先生、なかなか理解が進まなかったときは少々苛立ったりもしましたが、基本的には、私はこの先生を気に入っています。それにはちょっとしたエピソードがあるのですが、次回に。