久々に怒られた。
勝手に仕事のやり方を変えるな、職場のルールを勝手に破るなということだった。
ルールを破ったつもりはなかったので、怒られたことで思ったよりショックを受けた。
しばらく怒られたことも納得できなかった。
でも上司からしたら、何でこんな当たり前のことをいちいち言わなければいけないのだというレベルのことなのだろう。
アスペルガー症候群の私がやりやすいやり方で仕事を進めようとしてはいけない。
今まで職場に勤めてきた、おそらく定型と思われる人々が培ってきたやり方を遵守しないといけない。
それがアスペルガーにとっては、
「そのやり方で、できないことはないけれど、非常にやりづらく、非効率的だ」
と感じるやり方だったとしても、職場のやり方は絶対なのだ。
私の仕事が、一人でやる仕事ではなく、共同でやる仕事である以上、たとえ私がアスペルガーだとしても、勝手にルールを変えてはいけないのだ。
アスペルガーであることは免罪符にはならない。
単なる身勝手な人として、周囲には受け止められてしまう。
多分私にとってやりやすいやり方というのは、他の人にとってはやりにくいやり方なのだろうと思う。
逆もまた然り。
私ならこうして欲しいということを感覚的にすると、大抵
「気が利かない。周りに気を遣っていればそんなことはしないはずだ」
と言われてきた。
周りから見たら見当違いのことをしてしまうらしい。
だから感覚に頼ってはいけない。
状況に応じて、どんな行動が適切なのか、一つ一つ定型の論理で考えないといけない。
でも頭が疲労しているときは、つい感覚で動いてしまう。
そして怒られる。
そんなことが多いので、人よりも疲れるのだろう。