先週・先々週と2週連続で、市内の小学校へ校内研修会に参りました。
発達障害をテーマに特別支援の必要なお子さんたちについての話をいたしました。
学校も今年度は「特別支援教育元年」と言って、それぞれに試行錯誤されているようですが、個々の取り組みは、まだ完成形というわけではなく、過渡期的な時期をどうやったらよいか本当に手探り状態という感じのようです。
連続して2つの学校に行きましたので、それぞれ学校によってやはり取り組みにも差があり、微妙な温度差と言いましょうか、先生方の意識にもまだまだバラつきがあるかもしれないという印象を持ちました。
講演の最後の質疑応答になって「やはり普通学級担任が対応できることではありません」と発言された先生もいらっしゃって、残念だったりもしました。通常学級に特別支援のニーズを抱えた子どもたちがたくさんいて、ほんの少しの配慮や支援で彼らの困り感に寄り添ってあげることができるのですよ・・・と言うことを2時間かけてお話したつもりだったのですけれど。「長い時間を過ごす学校で、一番その子をよく見てわかってあげられるのはやはり担任の先生だと思います。担任の先生にはどうか学校での支援のキーパソンなっていただきたい。」とお答えしましたが、理解していただくというのは難しいことですね。
講演の後で、個別のケースのご相談を熱心にされる先生方もたくさんいらっしゃいましたので、こうして一生懸命取り組まれている先生方もいるのだということに正直ホッとした部分もありました。
発達障害の子どもたちについて、どうか理解をしていただき、明日からの子どもたちへの対応の手がかかりになるものを見つけていただけたらなあ・・・と思います。来月以降も校内研修の予定が続きます。気合を入れて行こう!!と思います。