また私の話に戻りますが・・
受験の話の続き。
センター試験での失敗は私にとって予想通りだったとは言え、実際に失敗を経験すると胸が痛み、大きなダメージを受けました。
さらにこの失敗を親や先生から責められたことで、すっかり自信を失った私は、もう大学は諦めようと思いましたが、やはりプライドは捨て切れません。
希望と現実との狭間で葛藤した結果、安易な考えではありますが、間を取って(?)短大を受験する事で自分を納得させることにしました。
正直それは本望ではありませんでしたが、様々な理由から妥協せざるを得ませんでした。
田舎育ちの私たちにとって東京は憧れの地でした。
東京の学校を選んだのは、切ない現実を受け入れつつ、せめてもの見栄だったのかもしれません。
こうして高校卒業と同時に上京し、短大へ入学しました。
妥協しつつも納得して入ったつもりでした。
けれど心の中ではずっと引っかかっていたのです。
本当は全然納得できていなかったのです。
なぜ目標を下げてしまったんだろう。
私は本当はこんな所にいるはずじゃなかったのに。
・・と、後悔の日々でした。
その思いを、短大の友人の前で口にしたことも何度かありました。
すると、ある友人に言われました。
「あなたにとっては妥協して入った学校かもしれないけど、私たちにとっては精一杯頑張って入った学校なんだよ。目標を下げたとか、ここにいることが納得できないとか、私たちの前で言うのは失礼だよ」と。
確かにその通りです。
言われるまで気付かないとは、我ながら情けないです。
他人の気持ちが読めないとは、こういうことでしょうか。
こういうところが、いかにもアスペルガーではあるのですが・・
自分で気付かないうちに他人を傷つける発言をたくさんしているのかもしれないと思うと、何だかぞっとします。