担任がのび太に言った言葉

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Nice!

今、愕然として脱力状態の私。

のび太に放課後、コミュニケーション面での指導をする、という話は校長先生にしていただいた。

そして、のび太に担任のKP先生の方からそのことを伝える、と言うことになっていた。

しかし、あれから2週間、のび太には全然、話してくれてはいなかった。

そして、のび太が言葉の教室でお世話になったK先生主催の、
特別支援児童のサマースクールの申し込みも、
「あとで詳しく聞いて、連絡します」
と、言ったきり、音沙汰無し・・・

K先生の方から、
「のび太くん、サマースクール申し込んだ?」と連絡を頂き、
学校経由で申し込んで、とのことだったので、
仕方なしに、今朝、連絡帳に
「K先生、直々に連絡がありました。サマースクール申し込みたいのでよろしくお願いします。」
と、書いた。

放課後指導についてのび太にさっさと伝えろ!とは、
わざと、書かなかった。

そして・・・

のび太、帰って来るなり・・・

 「先生から話があって、
 僕、あんまり学校のこと、うちで話さないから、
 話す練習をするために放課後、残って話す練習をしよう、
 って言われたんだ。」

が〜〜〜〜〜ん!!!

なんじゃ、それ?!

「え〜〜〜!のび太、いっぱい学校のこと、お話ししてくれてるじゃん!」

「でも先生がそう言ってるからあんまり話してないんだよ」

そうなんです。
いくらフォローしても、のび太にとって先生の言葉は、
親の言葉よりも重いもの。
先生=100%正しい、と思っているのだ。

「のび太、ちょっと先生に言われたこと、もう一度よく聞かせて」

「今からロックと遊ぶから、もう、その話はいいよ」

のび太はマイナスな言葉に敏感です。
特に、最近は「話す」「説明する」ことが、なかなか伝わらない、
と言うことも、自分で感じているようなのび太。

そして、マイナスな言葉に敏感なことも、
自分の言葉がうまく伝わらないことを感じている、
ということも、先生には伝えていた私。

もう、ショックです・・・
がっかりだよ・・・・・・

ちなみに、のび太はとっても口数は多いです。
ウルサイくらいによくしゃべる。
学校のことも友達のことも、しゃべってくれるので、
実際にはよく知らないクラスメートのことも、
手に取るように解ります。

のび太が苦手なのは、
「自分の身に何かあった時、肝心な部分の説明ができないこと」です。
「物事を順序立てて話すのが苦手なこと」です。

決して「学校のこと、うちで話さない」子ではありません。

愕然としていると、KP先生から電話・・・

 (KP先生)「あの〜放課後の指導の件、今日、のび太さんに話したんですけど、何か言ってましたか?」

「えっと、先生、のび太にどんな風に話されたんですか?」

「2年生の時にやっていた放課後の勉強だけど、
 2学期からまた、やろうと思う。
 上手く話ができるように会話の勉強をしてみないか?
 お家の人と相談してきて・・・
 ・・・っていう感じで話したんですが・・・」

「あ〜のび太は先生に
 『おうちで学校のこと、あんまり話さないから話す練習をしよう』
 って言われたと、言っていました。」

「あーっ・・・そうなんですか〜
 いや、決してそう言う風には言ってないんですがね〜」

「のび太は決して口数が少ない方ではないんです。
 ウルサイくらいにいろいろ話してくれます。
 その内容が伝わらないだけなんです。
 『学校のことを家で話さない』ことは悪いことではないですよね。
 でも、『話さない』のがいけないことだから、
 放課後に残って、って言われたと思っているようです。」

「いや〜決してそう言うことではなかったんですが・・・」

「私、先生にお話ししていたと思うんですが、
 のび太は否定的な言葉にとっても敏感です。
 先生のお話もすべて正しいと思っています。
 先生が『話さない』という言葉を使ったことで、
 いくら私が「そんなことないよ、いっぱいお話ししてくれてるよ』
 と、言い聞かせても、もう、ダメなんです。
 のび太との会話って、そう言うことなんですよ。
 特に先生から、自分だけにお話があった、ってことでも、
 構えてると思いますし、その内容を否定的に感じていることは
 確かです。
 私も、正直言ってがっかりしてます・・・・・・」

「は〜〜〜・・・すいません・・・・。」

のび太が言ってることが100%正しいとは思いません。

先生も否定的な意味で話したわけではないと思います(思いたい)

でも、のび太が否定的に受け止めたと言うことは、
先生の言葉の中に、否定的な要素があったことは確かだと思います。

「じゃあ、どういう風に言えばよかったでしょうね」

2年の時みたいに、また放課後に残って
 ・・・・・って感じの方がよかったんじゃないですか?
 具体的に『上手く会話ができるように』って言われたら、
 『自分は上手く会話できてないんだ』って思いますよね。」

「・・・・・・・・・・・・・・
 のび太さん、落ち込んだ感じですか?」

「いえ、一応、元気ですけど、
 『もっと詳しく先生の話、教えて』って言ったら、
 『もう、いいよ』って拒否されました」

「・・・そうですか・・・すみませんでしたぁ〜・・・」

しばらく、沈黙・・・・・・

もう、私も泣きそうになりながら話していましたが、
KP先生も、明らかに動揺している様子。

でも、だからといってどうしたらいいかも解っていないKP先生。

先生は「2年生の時にやっていた放課後の勉強だけど、
 2学期からまた、やろうと思う。
 上手く話ができるように会話の勉強をしてみないか?
 お家の人と相談してきて・・・」

と言った、と おっしゃっていますが、
参観日での授業を見ていれば、どんな感じでのび太に話したのか、
想像できます。

威圧的で、強い口調で、ぶっきらぼうな話し方。

のび太に限らず、子供達って表面はあっけらかんとしていても、
先生の一言の重さを痛いほど、感じているはず。

そう言う、子供達のはかなさを解っていない。
表面しか見ていない。

のび太・・・

本心はどう感じているのか、解りません。

でも、「もう、その話は止めて」と、言うのび太。

これでのび太が「話す」ことの自己評価をより低く感じるようになったとしたら、KP先生!!!許さないわよっ!!!

・・・私が説明しているのび太の危ういところが
伝わっていなかった・・・

・・・ってことは、私の説明ものび太並なのか???

それとも、KP先生の言葉のとらえ方がのび太並なのか???

・・・などと、考えている、マヌケな母でした・・・

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