はだかの天使

31
Nice!

昨日は少し凹んでしまいました。一番かわいそうだったのはコトでした。マックにいけずにひたすらエレベーターとエスカレーターを同じところをグルグル走る私とツヨに一生懸命ついてきていました。「ああ、もうまたここなの?お腹すいたー!」と文句を言いつつ・・・エスカレーターで自分だけ乗り遅れて「おっ、おかあさーん!」と慌てたり。マックが混んでいて、(2時からアイスが100円!みたいなのをやっていたせいか。)注文を待つ間、ツヨを必死に抱っこしていましたが、とうとう振り切って走り出し、よその席のポテトを一本取って食べてしまいました!ほんとにたまたま顔見知りの人がいるグループだったので走りながら、謝まりましたが、ツヨのことは知らないのできっとびっくりしたでしょうね。でもコトがぽつんと一人で席で待っている間、隣の老夫婦の方が、コトとお話をしてくれていました。私も遠目に気づいていたので席に帰って「ありがとうございました」というと「お利口でしたよ。」と言ってくださいました。帰りにスーパーで悲鳴を上げてイナバウワーになった時も(イナバウワーになった理由はわかっていました。でもそれはツヨが勝手に決めたルールで、かなえることはできない状況でした。)どこかのおじさんが、ぶつかりそうなワゴンをそっとひいてくださってにっこりと微笑んでくれました。嬉しかったです。☆☆☆昨日ツヨが療育センターの日、帰りにコトのお迎えに幼稚園に行きました。着くと、教室の前にいつも水あそびをする大きなたらい。ツヨは見た瞬間服を脱ぎだし、ホースを持って水を入れようとしました。「ありゃりゃ」と思ったけど、先生方も「いいですよ~」と言ってくださったので、思い切って水遊び。ツヨは真っ裸になって何とも楽しそうに、気持ちよさそうに水浴び。少し残っていた園児たちに、何でこの子はだかなの?とかなんでこんなことしてるの?とか先生いいって言った?とか変なのー。とかいろいろ言ってきます。「やりたいから、やっているのよ。」と私は答えました。先生に怒られるとか、今やる時間じゃないとか、はだかで恥ずかしいとか、人からどう思われるかとか、全然関係ない。やりたいからやる。すごい。すごくシンプルな、生まれたまんまのツヨの心。この瞬間、私はツヨがうらやましいと思いました。周りで見ていた先生やお迎えのお母さんも、微笑んで見守ってくれていました。ふと、小学校の時読んだ「はだかの天使」という絵本のことを思い出しました。すぐはだかになっちゃう知的障害の男の子のお話だったと思います。「天使」がうちにもきた。私のところにもきたんだ。この無邪気なツヨを大切に守っていくんだ。いろんな人の手を借りながら、そしてその人たちの心にも「一生懸命生きてるツヨの心」が届きますように!                       今日も読んでいただきありがとうございます。                    もしよかったら応援のクリックをお願いします! ↓