絵カードで会話だね!

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Nice!

ツヨはPECSのカードを私に渡しながら、『これはいいの?ダメ?』みたいな顔でじっと見つめてきます。思わず「いいよ」と言いたいところをぐっと我慢して、首を横に振ることもあります。一日中ハイチュウを要求して、20個くらい食べた日には、しまいには断ると、怒って私をぶったことも。空の外包み紙を見せても、それでも食べたい!んだよね。今までPECSがなくて要求できなかったことを思うと胸が痛みます。ポテト、ナゲット、ハイチュウ、おっとっと・・・一日中要求。食べたい。食べたい。食べたい。そうだよね。うんうん。しかし断ると怒る~。基本は叶えてあげることだそうです。やっぱりそうだよね・・・。しかしそれは今食べてほしくない!という時はどうすればいいのか。そんな試行錯誤をしていた今日のことでした。ツヨがポテトのカードを持ってきました。3時半。おやつは食べた。ごはんには早い。私はううん。と首を横に振りました。しばらくすると、またカードを持ってきたので、「ポテトは今は食べないよ。」と言って、ハッとしました。手に持っているのは、てっきりポテトのカードだと思っていたら、・・・「ハイチュウ」のカードでした。『あれがダメなら、じゃこれは?』そんな目でじっと私を見ていました。おお、小さい山をまた一個越えた・・・!ツヨが自分で。いいかダメか、の二者択一から、他の物を選択する、妥協するということへ。子供の持っている力ってすごいなぁ。もちろんハイチュウはあげました。^^二個で満足してくれました。こうやってだんだんお互い折り合いを学んでいくのでしょう・・・。気持ちを聞いてみても、何も反応のなかったツヨに、少し変化も出てきました。ツヨの要求を叶えられるか、叶えられないかのリアクションで、私が首を縦か横に振るというしぐさを見せているうちに、意味を理解して、自分も少し首を振れるようになったのです。気持ちを伝えること、だんだんできるようになったら、どんなに素敵だろうね! よろしかったら応援のクリックをお願いします!