[:NEW!:]一般受付 9/24(木)〜【日時】2009年10月〜2010年3月 ※13:15〜16:15(1回3時間)?10/31(土) ?11/28(土) ?12/26(土) ?2010年1/30(土) ?2/27(土) ?3/27(土)【講師】小松 誠之助 先生(滋賀県長浜赤十字病院精神科・臨床心理士)【会場】神戸市産業振興センター 会議室 *神戸市中央区東川崎町1丁目8-4 代表078-360-3200 【主催】ハーシンク【お申込み】メールまたはFAXでお申込み下さい。【参加費】 全6回 ¥30,000(税込)受付完了の返信をご確認後、参加費のお振込みをお願い申し上げます。 【定員】20名程度 【〆切】10/22(木)※ただし定員になり次第〆切とさせていただきます。本学習会は、日本臨床心理士資格認定協会様より、1年間の定例型研修として承認をいただきました。《 初級講座の目的 》ロールシャッハ・テスト(阪大法)の基本的なスコアリングと概念および解釈について、実習を交えて学習します。正確なスコアは、精密な解釈によって仕上げられますので、解釈をしながらスコアを見直し、スコアを見直すことからまた解釈を深めるという学習を進めていきます。阪大法を身につけるには、継続的な繰り返しの学習を行い自分になじませていくことが必要でいつも基本に立ち戻る学習となりますが、これは臨床にも必ず生きてくる方法です。また講師の解釈背景にあるユング心理学についても学習を進めます。《 内容・予定 》うつ病事例を用いながら、?どの領域を用いて反応したか(把握型)?どのような材料を用いて反応したか(体験型) ?体験型のうち中核の位置にある「形体」についてどの程度社会的に共有可能な程度(正確or適切性)で反応したか(形体水準)を中心に、明細化・結合表現・反応内容等のスコアリングについて勉強し、事例の解釈を行っていきます【対象】 以下のいずれかに該当される方*ハーシンク主催の「ロールシャッハ・テスト学習会〜基礎編〜」を修了、もしくは同程度のお力(実務経験はなくても概要は学習している)をお持ちの方*臨床心理士など、心理、教育、福祉などの領域で、ロールシャッハ・テストの解釈を必要としたり関心のある方、および学生。 風に心地よい秋の気配も感じる今日この頃です。皆様におかれましてはお仕事やご研究にますますご精励のことと存じ上げます。さて、このたび、上記の通り「ロールシャッハ・テスト学習会〜初級講座?〜」を開催いたしますので、ご案内申し上げます。 ロールシャッハ・テストは、精神科および心理臨床の現場において、人格診断や人格理解において、他の検査の追随を許さないほどすぐれた力を発揮する検査と評価されてきました。一方、その習得には難しさが相当伴います。講師は 長浜赤十字病院精神科・臨床心理士の小松 誠之助 先生をお迎えします。難しいと言われるロールシャッハ・テストについて、<知>を通してというだけでなく、ユング心理学を背景としながらイメージ豊かに、身体感覚を通してのようにお話していただけます。難しさが解消するわけではありませんが、これまでの講座では解離性障害の事例をとりあげてスコアリングの練習を行い、そのスコアの意味するもの(解釈)を勉強してきました。今回は、うつ病事例を用いてスコアリングとその解釈の基本の勉強を行っていきます 当講座は、阪大法を基盤としています。阪大法ではマニュアル的な解釈も尊重しますが、それ以上に「えぇ?!」と思う反応=スコア困難な反応を重視しつつ「検査者自身が自分と対話しつつ解釈する」姿勢を最も大切にします。「被験者はスコアされた結果を、あるいは結果で生きるのではなくて、スコアに結果するプロセスを生きている」という視点に立っているからです。この姿勢になじむまでには繰り返しの練習が必要となりますが、ご一緒に丁寧に学習を進めることができたらと願っています。是非ご参加いただき、このテストの魅力を味わっていただくとともに、ご自身の探求にも、そして臨床にも着実に使用できる力を得ていただきたいと思います。なお、この講座だけでは学習にご不安のある場合、初歩的な基礎概念やスコアリングについて参加者有志で行っている ※1「自主学習会」がありますので、それにぜひご参加ください。スコアリングの基本を、下記参考図書「ロールシャッハ検査法」等の事例を通して勉強しています。【必須文献】※お手数をおかけしますが各自でご準備ください。
ロールシャッハ・スコアリング―阪大法マニュアル辻 悟,福永 知子《参考文献》
ロールシャッハ検査法―形式・構造解析に基づく解釈の理論と実際辻 悟
こころへの途―精神・心理臨床とロールシャッハ学辻 悟〜講師 小松 誠之助先生 ご紹介〜 東北大学工学部をご卒業後、神戸大学教育学部に編入学して心理学を修められました。兵庫県社会福祉事業団「情緒障害短期治療施設清水ヶ丘学園」にてセラピストを経て後、神大教育学部付属養護学校で教員生活を勤められ、その後、現職の滋賀県長浜赤十字病院に移られました。平成17〜19年度にかけて2年間、カナダのトロントのユング研究所へ夢分析の研究のために留学されました。現在、ユング心理学における象徴の意味、特に火の象徴について研究を深められています。 ※1「自主学習会について」学習にご不安のある場合、ぜひご参加ください。初歩的な基礎概念やスコアリングの基礎から一緒に勉強しています。 ・会場予定:神戸市婦人会館・参加費別途:¥300(コピー代、会場費など)・時間:学習会当日の午前中 ・自由参加