[シリコンバレーでの私たちの暮らし][自閉症関連]お姉ちゃんは厳しい。びびる渡。

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リビングで香穂が怒鳴る声が聞こえた。どうも渡は香穂が描いてる宿題(コンピューターで描いてる)を触って消したらしい。文章じゃなく、絵なので、復元は非常に時間がかりそう。あぁぁー......。と思う私。ねーちゃんは、怒鳴りながらも
「人の所有物に触ってはいけないこと」
を教えている。渡の言い分としては、

僕は聴覚過敏なので、どうしても耐えれない音がコンピューターから聞こえたので、消したかったので発作的にやった。

ということらしい。姉ちゃんは、

すごい辛いのはわかるけど、不快な音をきいただけで、死ぬわけじゃないので、人のものに勝手に触ってはだめだし、きちんと口で説明してから、触るべきだ。

と諭しています。渡も発作的に自分がやったことが悪いことというのはわかっているので謝りまくっているのだけど、香穂はこういうルールをやぶった時はとくに厳しいので、許してもらえる気配はない。
渡は、なんとか、注意をそらそうと猫のハーミーに「ハーミィ......」と泣きそうな声で話しかけて抱っこして、皆の注目をハーミーに向けて助けてもらおうと思ったのだけど、ハーミーのほうもいつもと違う雰囲気にたじたじで、なんとか渡と目を合わさないで逃げる準備万端という感じ。なんの役にも立たない。観念した渡は

二度としません。

と謝罪して、やっと和解できた。
私が

その宿題のやり直し大変なの?

というと、

介護は大変?

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「最近は何なさってるの?」 と聞かれたら、わざわざいろいろ説明するのも面倒なので...

早春はいつのこと?

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3月になってから寒い日もあるけど、暖かい春の陽気の日もあります。
今頃の時期が「早春」なんでしょうか。

マサシは最近よく「早春は何時からか?」と聞いてきます。
特に何時からと決まっているわけではないのですが、自分の感覚で早春と思ったりします。
あいま...

きょうだい児の心は年齢とともに変わる

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もう2ケ月前のこと。
コトが中学校の自然体験学習でスキー教室に
2泊3日で行ってきました。

2泊3日も家と家族から離れて過ごすことは初めて。

長いな~と私も思ったけれど、
帰ってきたコトも玄関を入るなり
「うわ~家がすごく不思議な感じがする~。」

ごはんを出せば
「わー!ごはんだ~♪」

といろいろ懐かしがっていました。

するとご飯を食べながらツヨを見て

「でもなによりツヨがなつかしい。」

ですと。
いつも通り猛烈なツヨのごはんタイムを眺めて

「存在感がすごい。何よりなつかしい。」

一口食べては立ったり座ったり、走ったり、iPadをいじったり
そして猛然と食べて、
自分でお味噌汁をこぼれそうなほどよそって、
「こぼれる~!」と私たちをひやひやさせながらそろりそろりと戻って来たり。
それはそれは存在感は確かにすごい。

難しい年頃の中、
ツヨのありのままの存在が
コトの中で再びプラスのほうに位置付けられてきたのかもしれない。
性格にもよるけれど、きょうだい児の気持ちは成長によって変わっていく。
なにせ子供ですから。でも子供だからこそ変われるのだと思います。

普段は何もからまない双子。コトは世話好きではないタイプです。
というか自分のことで精一杯。ツヨの世話はとても難しいし。

そういえば先日コトがインフルエンザになったときも、

[シリコンバレーでの私たちの暮らし]大阪大学大学院の生徒さんに講義させてもらいました。

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先日、大阪大学の大学院の学生さんたちに講義させてもらいました。いつもは学部の1年生ですが、今回は大学院生で、博士課程の方達がいらっしゃって、いつもの学部の学生さんたちと比べて年齢差は4−7歳とか差があるのですが、この差は大きいですね。学生さんたちが在学中にほんと、大きく成長しているのがわかります。
いろいろ話しましたが、話した中の一部で、夢を持つということを話しました。これは、他の学生さんたちにもつながるかなと思ったので、ちょっとここにも記載。
今の学生さんたちはネットが発達したおかげで、社会的に成功した人というのが、すごくわかりやすくなっていて、若者に対するプレッシャーというか「成功」の図や「夢をもつ」の図が、なんだか、学生さんたちの一人一人の望みとは関係なく一人歩きしている時がある気がします。
ジョブズを目指せ、ザッカーバーグは夢を持っていたと言われても、それは、あくまでジョブズの人生、サッカーバーグの人生です。目指したくて目指すことはいいことですが、そういう大物になったら夢が叶うんだよ。というのを一度は刷り込まれる時代になってきている気がします。大きな夢をもっているとすごいみたいな。
じゃ、大きな夢を持っていないと幸せじゃないのか?ということ。

暖かくなってきたけれど

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この季節、かなり恐怖です。 花粉はアレルギーないので関係ないのですけど。 いつど...

自然に消えたこだわり、結局残ったこだわり

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退院してからも、多くのこだわりは続きました。
お風呂や食事、外出などの「行動の切り替わり」がうまくできず、
裸だったり、食べかけだったり、リュックをしょったままだったり、
次に切り替われず家の中を行ったり来たりすることが何時間もありました。

あれから1年、食べ物や着替えのこだわりは「こだわり崩し」
をしました。
今のところ元に戻ってしまったことはありません。
書いたように
「ないよ、おしまい。」や「あと一回だけ。」などを受け入れる、
気持ちの余裕も少し出てきたのだと思います。

最近消えたこだわりは、
「電気のスイッチを50回くらい高速カチカチしてから消す」
というもの。
ふと気づいたらカチカチが2回くらいで終われるようになっていました。

スイッチみたいに「そこにある動かせないもの禁止する」のは
こだわり崩しでは難しかった。
スイッチはそこにあるわけで、やるなら電球を外すしか止められません。
電球を外すのはとても不便。
スイッチは壊れてもいいやと思って、飽きるのを待つ作戦にしました。
すると半年後の最近、ついに飽きたようです。
飽きるまで消極的に待つ。
これも一つの手です。

郵便受けを開錠するダイヤルをやはり50回くらい高速で回すというのも
ありました。これも壊れたら壊れたでいいやと、半年ほどそっとしていたら、
先日急に2、3回転に減っていました。

朽ちる。。。

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不用品は庭の端っこの方に放置しておく、というのが我が家のパターンでした。 冷蔵庫...