これは、 凹んだ. かな

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Nice!

凹みの元になったニュース
発達障害児・生徒を特別支援学校に受け入れを--県市長会、県に要望書 /佐賀

記事を要約すると、
『 普通の小中学校には発達障害の専門知識を持つ指導教師もいないし、障害児だけでなく、一般児童・生徒にも学習、生活面で深刻な影響があるから、発達障害の児童・生徒を、特別支援学校で受け入れるように』
と県市長会の方々が要望書を県に出したらしい。 あの佐賀で!
(佐賀は発達障害の理解が進んでいるとばかり思ってました。勝手に)

これは、どのように考えたらいんだろう?
佐賀県の現場の先生たちの総意なのだろうか?
深刻な影響がある一般児童あるいは当事者の意思なのだろうか?
県市長会の方々は、いったい誰の代弁者なのだろう?

たしかに特別支援教育は今年スタートしたばかりで課題も多い。
みんながそれぞれの立場で困っているのも現実だと思う。
しかし、(記事中の)  「 発達障害の子を普通の学校で教育する現行の制度を批判 」 するのは、明らかに間違っているのではないだろうか。 

県市長会の要望は、反インクルージョン、分離教育のススメでは?
特別支援教育の理念を市長さん達は理解されておられるのか?
懸命に頑張っておられる現場の先生達の努力をご存知なのか?
障害児を持つ親の願いを聞いたことはないのだろうか?
大半の障害児の親はこんなこと、望んでなんかいないのでは?
しかし、なんらかの意思が働いて要望書が出される結果になった。
(なぜか、発達障害児と同じクラスになることを拒否する健常児保護者らの署名活動があったという話が頭をよぎってしまった・・・)

なんだか ガッカリ・・・

   負けんでね 佐賀ん父ちゃん、母ちゃん、子ども達!

最近発売された 『特別支援教育研究』9月号に
「ノーマライゼーションのまちづくりと就学支援委員会の廃止」という題で、埼玉県東松山市の坂本祐之輔市長が特別寄稿されています。

寄稿の中で坂本市長はこう述べておられます。
「ノーマライゼーションのまちづくりとは、障害のある人とない人を分けてきたこれまでの社会の仕組みを改め、すべての人が同じ場所で遊び、育ち、学び、働き、住むことができる支援の仕組みをまちの中につくることである」 と。

坂本市長と佐賀県市長会。違いは ” 思い ” につきるよね。